AVerMediaのGC553は遅延なくてすごいぞ!というだけ言って、特に比較している人をあまり見かけなかった(自分も例外ではない)ので
それなら自分で比較してしまおう、ということで比較してみました。
GC553はソフトウェアエンコードのため、使うマシンのスペック(CPU)に依存します。
マシンとキャプチャーソフトによってはハードウェアエンコードにすることも出来ます。
今回はHDCPの関係上、「RECentral4」を用いたのでエンコードがどうなっているかわかりませんが、多分ソフトウェアエンコードになっていると思います。
以下に自分の環境を記しておきます。
遅延の計測方法は、GC553でGPUから出力されるデスクトップ画面をHDMIで受け取り、別途パススルー出力(遅延ゼロ)をして、GC553からの映像と実際にパススルーで出ている映像をパススルーしているディスプレイ側で比較する、というものです。
他に良い方法があれば教えてくださるとうれしいです。
デスクトップ画面を写そうとしたらHDCPがアレでダメだったので、AVerMedia製キャプチャーボード専用のキャプチャーソフト「RECentral4」をつかって、無理矢理HDCPをはがしました。
使用ツールは「LCD Delay Checker」
OBSの設定はソフトウェアエンコード(x264)
実際に検証したものがこちら
最初は3Fの遅延でしたが、カラーバーによる負荷が影響したのか、後半は4Fの遅延となりました。
60fpsは1F当たり16.66...msなので、3Fの遅延は49.99...msの遅延、4Fの遅延は66.66...msの遅延ということになります。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALを、キャプチャーボードの映像で操作することが出来る程度には遅延がありませんでした。
キャプボ見ながらできるので遅延の無さがうかがえる pic.twitter.com/SP4Q2Q8JBP
— かたり (@katari_na_) 2020年8月12日
OBSではStream Engineを使うと逆に遅延が目立ったので、そのまま出しています。