2020/08/19追記---
画質比較に画像を追加しました。
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某中華通販サイトで4500円くらいでGCPlugというものを買いました。
正式名称はGC Video Plug N Playです。
Ver3.0まで出ていますが、某中華通販サイトで出ているのは恐らくVer2.0だと思います。正直何が変わったのかよくわかってないので、2.0でも問題ないと思います。
GC Video自体はオープンソースになっているため、細かい仕様は違えど大本の機能は他の製品でも全く同じものが使われています。(Insurrection IndustriesのCARBYとか)
これは初期型GCであるDOL-001のデジタルAV出力からデジタル信号を受け取り、miniHDMIによる出力ができるものです。
D端子の信号は基本的にはアナログ信号のはずですが、GCではD端子ケーブル内でアナログ信号へ変換をする構造になっているため、出力自体はデジタル信号になっているんだとか。
ちなみにD端子のDはデジタルのDではなく、単に端子の形がDに似ていることからD端子と呼ばれているだけです。
GCPlugと、miniHDMI to HDMIケーブルがついてくるオプションを買いました。
GCPlug本体。
写真を見るとFDM方式の3Dプリンターで作られていることが容易に想像できると思います。
耐熱温度が60℃らしいので、恐らくフィラメントはPLAでしょう。
コネクタ部分は肌触りが少し違ったのでABSでしょうか、詳しいことはわかりません。
暑い中発送されてきたせいか、個体差なのかはわかりませんが、コネクタ部分が少し変形しています。使用上何も問題はありませんが気になる。
PLAやABSを使って作っていることが安価で実現できている理由といって間違いないでしょう。
壊れやすい素材でできていますが、乱暴に扱わない限りは大丈夫だと思います。壊れたら壊れたで中身弄り放題だと思えばそこまで痛くない。
気になるので開けました。
FPGAは XILINX の Spartan-3A が入ってました。
型番は XC3S200A-4VQG100C 。
CARBYに使われているのは XC3S200A-4VQG100C なので、外装やオプション以外の基本性能はほぼ同じと言ってもいいんじゃないでしょうか。知らんけど…
画質比較
コンポジット
GCPlug(インターレース)
GCPlug(プログレッシブ)
右GCPlug左コンポジット インターレース比較
比較動画
の順で見ていきます。
コンポジット側のキャプチャーボードはGV-USB2を使用。
GCPlug側のキャプチャーボードはAverMedia GC553を使用。
ポケットモンスター エメラルド
2020/08/19追記分---
GCPlugから受け取った映像をポストプロセス*1で弄ったらエミュレーターみたいな画質になったので載せておきます。
ハンターさんの記事に画像提供したものの使いまわしです。
弄る前
弄った後
の順
動画
弄った後しかないやつ
おまけ
Wiiのコンポジット出力を科学の力によって頑張って良さげな感じにしてみたもの
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おわり
*1:OBS側でフィルタをかけただけ